2時間が、15分に。空いた時間で、私たちは人に会いに行く。 2時間が、15分に。空いた時間で、私たちは人に会いに行く。

私たちの五ツ星INTERVIEW / 

2時間が、15分に。空いた時間で、私たちは人に会いに行く。

対談

XPERISUS 採用広報担当

Cross Talk:相川(財務戦略部 部長(右))× 遠藤(海外事業本部 手配(中央))× 阿部(国内事業本部 開発仕入れ部 部長(左))

エクスペリサスが世界中の富裕層に届ける「五ツ星の体験」は、五ツ星の人・組織・文化からしか生まれない——。

財務、手配、商品開発。担当する仕事も入社した時期も違う3人に共通しているのは、AIツールを日々の仕事に当たり前のように組み込んでいることだ。

エクスペリサスは、Core Valueの一つに「AI-Narrative」を掲げている。AIが「効率の領域」を、人が「意味の領域」を担い、AIと人が共に進化できる組織をつくるという考え方だ。人と人との関わりが価値の中心にある旅行の仕事で、AIは何を引き受け、人はどこに時間を使うようになったのか。もともとAIに詳しくなかった人は、どうやって使えるようになったのか-。

入社前のイメージとのギャップから、数字で見る仕事の変化、これから描く使い方まで、3人が語り合った。

(※本記事は2026年10月時点の内容となります)

Profile

相川|財務戦略部 部長(PEファンドから転職)
総合商社での事業投資先の管理、外資系投資銀行でのM&Aアドバイザリー、PEファンドでの投資実行と投資先に常駐しての経営支援を経験したのち、現在は財務戦略部 部長として、財務・税務・法務・経営企画などコーポレート領域を幅広く担当。

遠藤|海外事業本部 手配(旅行業から転職)
大学生協にて国内・海外旅行のカウンターセールスとして旅程の提案・手配に従事。その後、インハウス旅行会社にて国内出張の手配を経験し、現在は国内外の富裕層顧客向けに、ガイド・ハイヤー・特別な体験など、高付加価値な旅行を実現するための各種手配業務を担当。

阿部|国内事業本部 開発仕入れ部 部長(製造小売業から転職)
コンサルティング会社での経営サポート・マーケティング支援、および製造小売企業での人事・教育領域の業務に従事したのち、現在は富裕層旅行者の旅を彩る目的地での体験や宿泊施設の開拓・開発、その販路の拡張や、社内システム活用による販売・商品管理も担当。

「電話とFAXの世界」だと思っていた

阿部:私が入社したのは2024年で、生成AIのツールが世の中に出てきたばかりの頃でした。お二人は入社前、エクスペリサスのIT活用にどんなイメージを持っていましたか。

相川:正直に言うと、「旅行会社」と聞いて最初に思い浮かべたのは、電話とFAXとExcelの世界でした。私が担当する財務や経理は、どこの会社でも紙と手作業が残りやすい領域なので、なおさらそう想像していたんだと思います。

実際に入って一番驚いたのは、AIが「便利なチャット」ではなく、業務のインフラとして組み込まれていたことです。会計システムから社内の共有フォルダ、チャット、自社の顧客管理システムまで、AIから直接読み書きできる状態になっている。「調べる」「集める」「作る」の大半を、その場で終えられるんです。

遠藤:私は、少し違う心配をしていました。旅行は人と人との関わりが大切な仕事なので、AIを使うことで、心のこもった対応が欠けてしまうのではないかと思っていたんです。

相川:財務の私とは、ちょうど逆の心配ですね。実際に使ってみて、その印象は変わりましたか。

遠藤:変わりました。事務作業をAIに任せられる分、お客様への対応や細かな確認のように、人が時間をかけるべきところに集中できるんです。今はAIを「使うかどうか」ではなく、「どう使うか」を考えるようになりました。

阿部:私の場合は、前職とのギャップが大きかったです。前職は規模の大きな会社で、統制の問題もあって、仕事でAIを自由に使うことはなかなかできませんでした。エクスペリサスでは逆に推奨されていて、今では社員全員が日常的に使っています。掛け声だけで終わらせず、使える環境まで整えている。AI-Narrativeを有言実行しているところは、社員として誇れる点です。

相川:ツールを配って終わりではなく、業務の設計そのものがAI前提に組み替えられているんですよね。入社前の想像といちばん違ったのは、そこでした。

2時間が15分に。速さより、確認の質が変わった

相川:遠藤さんは手配を担当していますよね。AIを使い始めて、一番変わった作業は何でしたか。

遠藤:手配内容のダブルチェックです。漏れや間違いがないか、変更箇所が正しく反映されているかを確認する作業で、以前は約2時間かかっていました。今は約15分です。

たとえば、「確認後に連絡」としていた項目の連絡漏れや、ハイヤーの時間変更が行程表に反映されていない箇所を、お客様へお送りする前に指摘してくれます。確認が必要で保留にしている予約も、対応状況をリマインドしてくれるので、抜けが出にくくなりました。

阿部:ハイヤーの時間が一つずれているだけで、お客様のその日の動きが変わってしまいますよね。行程表そのものを直すときにも使っていますか。

遠藤:はい。行程が変わると行程表を直しますが、手作業だと内容を打ち込むだけでなく、体裁を整えたり、印刷範囲を設定し直したりと、意外と時間がかかるんです。今は修正箇所を指示するだけで、整った状態に仕上がります。急な変更があっても、お客様をお待たせせずに行程表をお送りできるようになりました。

相川:私も、「速くなった」以上に大きかったのは、確認を省かなくなったことでした。以前は時間の制約があって、要約や記憶で済ませていたところがあったんです。今は必ず原本に当たれる。実際、社外に出す直前の資料が最新版ではなかったと、提出前に気づけたこともありました。

遠藤:私も、空いた時間で一番増えたのは細かな部分の確認です。それに、担当できる案件の数も増えました。お客様により良い提案をするための下調べにも、前より時間をかけられています。

相川:財務でいうと、大量の契約書や財務資料を1件も飛ばさずに読む作業が、以前なら数人がかりで数日かかっていたのが、今は半日ほどです。毎朝メールやチャットを見て回って「まだ返していないもの」「催促すべきもの」を洗い出す作業も、AIが毎朝まとめて届けてくれるので、今は3分読むだけで済みます。

その分、複数のシナリオを並べて検討するような、判断の質に直結する部分に時間を回せるようになりました。財務、税務、法務、経営企画を同時に持てているのは、AIがあるからです。以前の自分なら、とても手が回らなかったと思います。

阿部:手配でも財務でも、空いた時間が「確認」や「判断」に回っているのが面白いですね。私の場合は、空いた時間の多くが「人に会うこと」に回っています。

1.5日が1.5時間に。空いた時間で、人に会いに行く

遠藤:阿部さんは商品開発の担当ですよね。どのくらい変わったんですか。

阿部:商品をつくって、販売できる状態にするまで、AIを導入する前は1.5日ほどかかっていました。今は手直しを含めても1.5時間で終わります。開発のプロセスは、ほぼすべて自動化しています。

ただ、商品開発で一番大事なのは、相手を深く知って関係を築いていく、人と人の部分です。AIにはそれ以外を任せています。着眼点さえ渡せば、品質を上げるところにも力を貸してくれます。

遠藤:空いた時間は、その「人と人」の部分に使っているんですか。

阿部:そうです。より多くの方に会えるようになって、商品化の数が実際に増えました。会う方が増えれば、エクスペリサスや私たちの考え方を知ってもらう機会も増えます。そこから一緒に取り組んでくれる仲間が集まるスピードも、上がっていると感じます。数をこなすだけでなく、一つひとつの質に目を向ける余裕も出てきました。

相川:AIが「効率の領域」を、人が「意味の領域」を担う。AI-Narrativeで掲げていることが、商品開発ではそのまま仕事の形になっているんですね。ところで、3人とももともとAIに詳しかったわけではないですよね。どうやって使えるようになったんですか。

阿部:最初はYouTubeの動画を見て、基本を押さえました。その後、「AIの一番良い使い方は、AIが一番知っている」と教えてもらってからは、AIと会話しながら使い方を研究しています。

社内には詳しくて、しかもAIが好きな人が多いんです。雑談の中で新しい使い方を知ることもよくあります。わからないときは、AIに聞く、社内のAI好きに聞く、社外のAI好きに聞く。この3つです。

遠藤:私は、自分の事務作業の中で時間がかかっているところを洗い出すところから始めました。そこに実際にAIを当ててみて、試行錯誤しながら、少しずつ自分の業務に合う使い方を見つけていきました。今も、わからないことは周りの詳しい人やAI自身に聞いています。

相川:私も特別な勉強はしていません。目の前の1作業を、そのままAIに投げてみる。いきなり仕組み化からは入りません。失敗したら、その手順を言葉にして残す。AIは同じ失敗を繰り返しますが、書いて渡せば二度としません。この積み重ねが一番効きました。

もう一つは、信じないことを前提にすることです。AIはもっともらしく間違えるので、必ず一次資料に当てて検算させています。お客様の情報は外に出さない、メールの送信や外部への公開は必ず自分が承認する。こうしたルールを最初に決めてから、任せられる範囲が一気に広がりました。

会議の席に、AIが座る日まで

相川:最後に、これからの使い方を聞かせてください。阿部さんは、かなり先まで描いていますよね。

阿部:イメージは、会議の席にもう一人のメンバーとして座ってくれるAIです。会議を進行したり、必要なデータをその場で出してきてくれたり。そのためには、データの構造を整えたり、ログを残したりといった土台づくりが欠かせないので、日々の業務でも意識しています。

目の前のプロジェクトが、一見「これは何のため?」と思えることもあります。でもそれも、AI-Narrativeな会社に向かう一歩一歩なんです。

相川:財務も、まずは土台をつなぐところからです。試算表の取得、予算との差異分析、資料化と、今は工程ごとに分かれている月次の締めから経営会議の資料までを、一本の流れにしたいと思っています。

もう一つは、属人性をなくすことです。今、自分の頭の中にある判断基準を、AIが使える形で書き出しています。部のメンバーが同じ品質で回せる状態にしたいんです。

遠藤:私は、旅行先や施設の情報収集、下調べにもっと使っていきたいです。事務作業をさらに減らして、その分、お客様への提案や細やかな対応のように、人だからこそできる部分に時間を使いたいと思っています。

阿部:AIに任せたいところは3人とも同じなのに、その先で時間を使いたい場所はそれぞれ違うんですね。私は人に会うこと、遠藤さんはお客様への提案、相川さんは判断の質。そこが面白いところだと思います。

エントリーを迷っている方へ

「AIに仕事を奪われる」という話をよく耳にします。けれど3人の話から見えてきたのは、その逆の姿でした。手配のダブルチェックは2時間から15分に、商品開発は1.5日から1.5時間に。AIに任せて空いた時間は、お客様への提案や、地域の方と会う時間、確かな判断のための確認に使われています。

AIに詳しい必要はありません。相川は「必要なのは、自分の仕事の手順を、人に説明できる形に分解できること」と話し、遠藤も「最初から使いこなせなくても、使いながら周りやAIに聞いて、少しずつ自分の仕事に合った使い方を見つけていけば大丈夫」と言います。社内には、聞けば喜んで教えてくれる「AI好き」がたくさんいます。

「旅行が好き」「お客様のために、より良いものを届けたい」。その気持ちを、AIの力も借りながら形にしたい方。目指す未来に向かって、より良いやり方を一緒に楽しみながら探せる方。一段上の仕事に時間を使いたい方を、エクスペリサスは待っています。少しでも気になったら、まずは話を聞きに来てみませんか。


エクスペリサス株式会社では、事業の成長に向けて積極的に採用を行っています。カジュアル面談も随時受け付けておりますので、少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

▶ 採用サイト:https://recruit.xperisus.com/

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